最初の印象を決める重要な一言
小学校の時などに全校朝会で校長先生の話に退屈したというような思い出がありませんか。
最近ではそうした話の長さが批判されがちになったことで短めにする校長先生が増えてきていますが、人前で何か話すという時にはなかなか思ったようにきちんと話をまとめることができず、オーディエンスに退屈な気持ちを与えてしまうこともよくあります。
また大勢の人の前で話すことに慣れていない人などは、緊張から大きな声を出すことができなかったり、しっかりと前を見て話をすることができなかったりもします。
こればかりは生まれつきの才能と言うしかないかもしれませんが、人前で上手に話をすることができる人と、なかなかうまくしゃべることができない人とがいます。
新社会人となったばかりの頃というのは色々と自己紹介をする場面が多いので、数人から数十人の前で挨拶をしなくてはいけないこともよくあります。
人前で上手に挨拶をするには
生まれつき人前で話すのが得意でうまいという人はとりあえずさておくとして、苦手意識を持っている人にはぜひ覚えておいてもらいたいいくつかのポイントがあります。
新社会人・新入社員としての挨拶では周囲から求められるのは「明るさ」や「前向きさ」といった若者らしい元気です。
流ちょうにウイットに富んだ話ができるに越したことはありませんが、そこまで高いレベルでなくとも率直さを伝えることさえできればまず及第点はとれていると言ってもいいでしょう。
自己紹介を兼ねた挨拶においては、まず自分の名前と簡単な学歴や略歴、それとこれからの豊富などを簡単に話すことになります。
人前で話すのがどうしても苦手という人ならまず事前に原稿をまとめておき、それをなるべく見ないようにしっかりと自分の言葉で伝えられるように練習をしてみてください。
意外と難しいのがビジネスメール
これから社会人になる20代の人ならば、おそらく小学生かそれ以下のときから既にメールを打った経験を持っているのではないかと思われます。
これまでは紙面での手紙と異なるメールの様式に戸惑う新社会人が多かったのですが、今後はきちんと「ビジネス」のためのツールにメールを利用できているかということが課題となってきます。
通常の紙面での伝達と異なりメールはどうしてもノリが軽くなってしまいがちなので、大切な取引先に対してまるで友達のような口調のメールを打ってしまう若い人もよくいます。
そろそろビジネスメールもマナーとして成熟してきた感がありますので、基本的なマナーを踏まえつつ適切な使用ができるように練習をしていきましょう。