受付をすることは会社の顔になること
新入社員として最初の配属をされたとき、かなりの高確率で担当することになるので受付事務です。
受付は大きな会社ではビルの管理会社が専門のスタッフを雇って取次をしてくれていたりすることもありますが、訪れたお客さんに対し最初にその会社の人間として接触をするのは大抵が若手社員です。
若い女性ばかりが案内やお茶くみをしていた時代はもう昔のこと、今では男性であっても来訪した人を案内したりお茶を出したりしなければいけません。
そのため男性・女性関わらず毎日の勤務でしっかり身だしなみを整える必要があります。
身だしなみについては就職活動中に学生課などからさんざん注意を受けることと思いますが、案外社会人になってしまうと気持ちが緩むのかそのときほどしっかり準備をして出かけることが少なくなってしまうものです。
気が緩んでくると身の回りの小さなところに手抜きが見られるようになってしまいますので、入社して数ヶ月目には改めて自分の姿を客観的に見直すようにしましょう。
最初の印象が多少悪くてもあとから話をしていけば十分挽回ができると思っている人もいるかもしれませんが、受付や案内ではそもそも深くお客さんと関わることができないでしょう。
それと訪れるお客さんは出会う人と友達になろうと思って来るのではなく、ビジネスをするために訪れます。
ですので相手は最初から自分に好意を持ってくれるわけではなく、厳しく細かい身なりを調べられるものという緊張感を持つようにしましょう。
人が人に対して持つ先入観は最初の三秒で決まると言われています。
全く初対面の人が自分を三秒見た時、どんなふうに思われるか少し想像をしてみてください。
見られている細かい体の部分
いくら身なりに手を抜いているといっても、会社で勤務をする以上は最低限度の服装は毎日身に着けていることでしょう。
しかし一見それなりのビジネス用の服装をしている人も、細かい部分にアラがあるとそれだけで印象が台無しになってしまします。
具体的によく見られるポイントとしては、シャツの袖口や襟元の汚れ、指先の手垢、爪の長さ、歯の形や色、肩のフケやホコリ、靴のつま先のすり減りなどがあります。
女性の場合は化粧にムラがあったり、マスカラににじみなどがあるとだらしない印象になってしまいます。
手を抜いた身なりをしていて相手から悪く思われるということは、会社においては自分ひとりの評価にとどまりません。
最初に会社の人間として接客を担当するということは、会社組織が自分という人間を出迎えに使っているのだということを示すことになりますので、会社の顔としての自覚は常に持つようにしたいところです。