営業マンの必需品

営業職ではアイテム選びも仕事

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仕事をする上で必要となる道具の選定が最も難しいとされているのが営業職です。

営業職はメーカーであってもサービス業であっても必ず必要とされる仕事ですが、業務遂行のために持ち歩くことが必須となる道具についてはそれほど業種間に違いはありません。企業や法人に自社製品を紹介していくBtoBの場合には一般向けの派手な広告は必要ではなく、クライアントに対してどう訴求していくかという力が大切になってくるからです。

法人向けだけではなく個人向けに住宅や自動車などを販売する場合においても同じようなノウハウが求められますが、企業勤務の営業においては基本的には自分のセールストークをどう相手にとって魅力的なものにしていくかということが持ち歩く道具に求められることになってきます。

営業職にとって最も大切な仕事の資質はなんといっても「信頼感」ですから、それをどう培いまた失わないようにしていくかということが営業における道具選びの基本になってきます。新社会人の場合には特にゼロから始める信頼関係に多く遭遇しますので、そうしたときにどんなタイミングで道具を生かしていくかということがのちの仕事に大きく影響してきます。

一般的な営業7つ道具とは

ビジネス書をいくつか読んでいくと「営業7つ道具」として紹介をされている記事をよくみかけます。

著者によってその7つの内容は少しずつ異なりますが、共通して必ず挙げられる道具としては「名刺」「携帯・スマホ」「手帳・メモ」「筆記用具」「電卓」といったものがあります。上記の5つは確実に必要になるアイテムなので、まずは出かける前にしっかりとかばんの中身を確認しておくことをすすめます。

付け足すならば、名刺を扱うならそれなりにきちんとした名刺入れを持った方がいいですし、手帳やメモを生かすにはきちんと書きやすい筆記用具や3色ボールペンがあった方がより便利です。電卓についても、携帯電話やスマホでもできるからいらないと思うのではなく、きちんと相手に数字が見える大型のものを一つ購入しておく方が話がすすめやすく、営業としての信頼感が増します。

名刺入れや腕時計、ボールペンといったアイテムは安くあげようとすると数百円から購入できてしまう反面、よいものにしようとすれば数万円にもなるピンきりのビジネス用品です。新社会人のうちからいきなり数十万円~数百万円もするような用品を購入する必要はありませんが、少なくともあまりにも見てすぐ安いとわかるようなものより、見栄えを気にしたものにしておくことが一つのマナーになります。

1枚でもいいのでクレジットカードを

マナーではなく利便性の話をすれば、営業職の人はクレジットカードを持っておきましょう。

とくに営業職は、社外へ移動することがとても多い仕事です。食費や交通費など、現金を持ち合わせていない時でも会計を済ませられるクレジットカードを持っておくと、日々働くうえで重宝することでしょう。カードによって付帯しているサービスや機能はそれぞれ異なりますが、こういったビジネスマン向けのクレジットカードには、出張や接待などに伴うサービスが豊富であることも多く、営業職の人にも最適です。

ただし、クレジットカードを初めとしたカード類は、持てば持つほど管理が困難になることも多いため、不要なカードはできるだけ持たないことを心掛けましょう。

営業なら自分の見た目を強く意識して

人は見た目ではないとは言われますが、こと信頼感が仕事の優劣を決める営業職においては見た目は大きな武器になります。

見た目といってもおしゃれであればよいというわけではなく、使っている品物や身につけているものがどことなく信頼感を感じさせるものであるということがポイントです。想像してみてもらいたいのがこれから数百万にもなる機材や車両を購入しようというときに、相手のセールスマンが80円くらいのボールペンや100円ショップで購入したような名刺入れを使っていたという場合です。

もちろんそれでも十分に取引はできますが、なんとなく「大丈夫なんだろうか?」という不信感をお客さんに抱かせてしまう可能性があります。小さなことのようですがやはり高額の取引をするときには相応の見た目のものを持ち歩いていないと、いくら提案内容がよくても信頼感を築けないなんてことにもなります。

もしアイテム選びに困ったら、社内や取引先のトップセールスマンさんの見た目を観察して、どういったものを使っているかを盗んでしまうのも一つの方法です。