できるビジネスマンは持ち物が違う
営業職を対象にしたビジネス書などを読んでいると、よく見かけるのが「営業7つ道具を使いこなせ」といった持ち物に関する記述です。
特に外回りをする人などは身の回りに持っていけるものの数が限られてくるので、そうしたコンパクトに必要なものだけを使いこなせるようになるという技術は大切になってきます。
営業だけでなく事務職でも開発研究職、あるいはクリエイティブ系の仕事をする人でも、身の回りにある仕事道具をどう扱っていくかということは重要なポイントです。
持ち物がどんなふうに扱われているかということはかなり一緒に仕事をする同僚や取引先の人からしっかりと見らることなので、自分自身の使い勝手のためだけでなく対外的なイメージを大事にするためにも普段から気合を入れて管理していってもらいたいです。
まだ仕事にあまり慣れていない頃というのはどうしても「あれがいるかもしれない」「突然あれが必要になったらどうしよう」といった不安から余計なものまでたくさん持ち歩くこともよくあります。
自分の業務を遂行するために本当に必要な道具は何なのかを知るためには、その前段階として自分の仕事の流れを把握しそこでどういった道具が必要になっているかということを洗い出していくことが必要になってきます。
使用頻度の高い順に配置する
整理整頓の方法はそれだけで本が一冊書けてしまうくらいに奥が深く、またその人の仕事や立場、使用可能なスペースなど状況に応じて異なるノウハウが存在します。
ですので最初の頃はいくつか整理整頓のコツについて記載されたハウツー本を読むのもいいですが、あまりそのことを杓子定規に信じこむのではなく自分自身の状況に応じて使い分けていくということを目標にしましょう。
そういった意味で「営業7つ道具」といったまとめ方は一つの参考になります。
営業職の人にとって必須の道具としてよく挙げられるものとしては、名刺、携帯電話・スマートフォン、メモパット、筆記用具、電卓、印鑑、ファイルバッグといったようなものがあります、他にも身だしなみを整えるためのクシやウェットティッシュなどや販促のための資料といったものを加える場合もあります。
必ずしも7つに絞る必要はありませんが、まずは優先順位の高い7つに絞り込んで自分にとって何が最も必要な道具であるかを一度リストアップしてみるとよいでしょう。
必要となる優先順位がきちんとつけられるようになると、自然と持ち歩く品物の絞込もしやすくなり、机周りの整頓もしやすくなります。
職業別に変化する必需品
もう一つ注意をしたいのが、その人の仕事の内容によっても必要な道具は変化してくるということです。
営業職の人にとっては電卓を持ち歩くことが必要であるというふうに、エンジニアであれば携帯やノートPCなどのための携帯電源が必要といったように「それがないと仕事にならないもの」が少しずつ違ってきます。
また同じ身だしなみのための用品も、男性と女性とでは大きく持ち歩くアイテムの内容も数も変わってくることでしょう。
新人のうちは何がどう必要になるかといったことがまだ完全につかめませんから、とりあえずはすぐに思いついたことを残しておけるメモなどを必ず携帯するようにしておくのがおすすめです。